メディフォードでは、医薬品の薬効薬理試験で使用する多様な病態モデルを応用した試験を受託しています。病態モデルについては新旧を問わず、中枢、疼痛、感染症、循環器系、呼吸器系、腎泌尿器系、免疫系、血液系、炎症、アレルギー、消化器系、皮膚、糖・脂質代謝系、がん、および in vitro薬効試験等、幅広い分野の試験を実施しています。また、手術を要する薬効試験を得意としており、コンベンショナル動物、遺伝子改変動物およびミュータント動物を用いた試験の経験が豊富です。そのほか、PCR、フローサイトメーター、各種細胞を用いたin vitro薬効試験についても豊富な実績があります。
近年、細胞製剤(骨髄・脂肪由来幹細胞等)やウイルス製剤などの新規モダリティ対応を進めています。細胞製剤では、肝炎、脳梗塞、心筋梗塞、下肢虚血、関節炎および泌尿器系等に関連した実績があり、ウイルス製剤では、がんに関連した受託実績があります。また、日本人がん患者由来がん移植モデル(PDX)やB型肝炎ウイルス感染モデルなど、多様な病態モデルを用いた薬効評価試験を提供しています。
神経因性疼痛は物理的傷害による末梢・中枢神経の障害や、機能的障害によって発症する慢性疼痛疾患です。当社はBennett、ChungおよびSelzterモデルの豊富な経験があり、安定したモデルの作製が可能です。
糖尿病性の神経障害は糖尿病合併症の一つであり、三大合併症の中で最も早期に発症します。ストレプトゾトシン(STZ)の投与によりⅠ型糖尿病を誘発し、疼痛過敏を評価します。
アジュバント誘発モデルは全身性の炎症による痛みを対象としたモデルです。疼痛または抗炎症薬のスクリーニングや評価に汎用しています。
カラゲニン誘発モデルは浮腫による痛みを対象としたモデルです。疼痛または抗炎症薬のスクリーニングや評価に汎用しています。
パクリタキセルなどのタキサン製剤、ビンクリスチンなどのビンカアルカロイド製剤、シスプラチンやオキサリプラチンなどの白金錯体製剤では、高頻度に末梢神経障害による副作用(しびれや感覚障害や痛み)が発現します。
がん性疼痛は患者のQOL(Quality of Life)を著しく損なうことから、がん性疼痛に対し適切な管理が求められます。当社はラット乳がん細胞株MRMT-1を同系ラットの脛骨内に移植する骨転移モデルを用いて、がん性疼痛を評価します。
脳卒中後の後遺症のひとつである脳卒中後中枢性疼痛(central post-stroke pain: CPSP)は、痛みが永続的に続くことがあり、QOLが著しく阻害されます。当社では、SDラットの視床後外側腹側核に、コラゲナーゼⅣを微量注入することで脳出血を誘発して作製するCPSPモデルを有しています。
変形性関節症(OA: Osteoarthritis)は関節の軟骨の変性および消失を特徴とする疾患であり、骨・関節の疾患の中で最も発症頻度の高い生活習慣病の一つです。当社はモノヨード酢酸ナトリウム塩(MIA)を膝関節腔内に投与して惹起されるOAモデルを有しています。
線維筋痛症は原因不明の全身の疼痛(wide-spread pain)を主症状とし、不眠、うつ病などの精神神経症状、過敏性大腸症候群、過活動性膀胱炎などの自律神経系の症状を副症状とする病気です。寒冷ストレスモデルは線維筋痛症モデルとして汎用しています。
レバーを設置したオペラント実験箱に動物を収容し、レバーを押して報酬(錠剤型飼料)を得ることを学習させます。この行動を利用して短期記憶に対する薬の効果を検討することが可能です。
不安試験法として開発された高架式十字迷路試験(マウス・ラット)を用いて被験物質の抗不安効果が評価が可能です。
カイニン酸誘発てんかんモデルは、グルタミン酸神経系を強く興奮させるカイニン酸を腹腔内投与することにより、てんかん様症状が数時間にわたって間欠的に持続するけいれん発作重積状態を示すモデルです。
ピロカルピン誘発てんかんモデルは、非選択的なムスカリン受容体作動薬のピロカルピン塩酸塩を腹腔内投与することにより、側頭葉てんかんを誘発するモデルです。
中大脳動脈(MCA)を閉塞したラット脳虚血モデル(一過性MCA閉塞)を用いて、脳梗塞巣体積、神経症状またはロータロッド試験を指標に薬の薬効を検討します。当社には豊富な経験があり、安定したモデル作製が可能です。
動物を逃避不可能な水槽内で遊泳させた場合(強制水泳)の無動時間を指標として、薬の抗うつ様効果を評価します。強制水泳試験は原法に依拠しつつ、当社の実験環境に適合した条件を作出したものであり、豊富な観察経験を有しています。
動物の尾を固定して吊り下げた場合(尾懸垂)の無動時間を指標として、薬の抗うつ様効果を評価します。マウスの系統差によるうつ様行動や薬物感受性について検討した背景データを有しています。
リポポリサッカライド(LPS)を投与することにより作製したうつ病モデル(マウス)を用いて、強制水泳及びテールサスペンションの無動時間を指標として、薬の抗うつ様効果を評価します。
※動物の入手には事前協議必要
作製したHIEモデルを用いて、シリンダーテストやモリス水迷路等を指標として、薬の薬効を検討します。
熊本研究所ではバイオセーフティレベル(BSL)2の動物飼育区域を有しており、BSL2までのウイルス、細菌などの感染実験の対応が可能です。インフルエンザウイルスおよび黄色ブドウ球菌(MRSA含む)の受託試験の実施体制を整えています。また、当社の治験センターが所有している臨床分離株の使用も可能です。使用菌株をご準備いただくことで,様々な病原体の感染実験が可能です。(BSL2まで)
※マラリア原虫を提供いただければ対応が可能です。
自然発症型高血圧ラット(SHR)を用いて、被験物質の降圧作用あるいは予防効果の検討ができます。血圧測定はラット・マウス用非加温非観血式血圧計を使用して行います。
Dahlラットは高食塩混餌飼育により高血圧を自然発症します。自然発症高血圧モデル(Dahlラット)を使用して、薬剤の降圧作用あるいは予防効果の検討ができます。血圧測定は非加温非観血式血圧計を使用していますが、カテーテル・トランスデューサーを使用した観血式血圧測定も可能です。
心疾患の評価として、臨床と同様に心筋梗塞を起こした時点での治療を検討する急性期評価と、予後の心不全予防および延命効果を検討する慢性期評価を実施しています。再生医療分野の試験も受託が可能です。
腹部大動脈瘤(AAA)は放置すれば致死性の高い疾患であり、外科手術が唯一の治療法とされています。当社は、塩化カルシウム惹起によるAAAモデルを有しています。超音波診断装置を用いた腹部大動脈径の計測が可能です。
末梢動脈疾患(PAD)は糖尿病患者や高齢者に多く見られる疾患であり、重症化すると下肢の切断を余儀なくされ、QOL(Quality of Life)の著しい低下につながります。下肢虚血モデルはPADのモデルとして汎用しており、医薬品以外にも骨髄単核球などの細胞成分の再生効果についての研究に多く用いられています。
急性呼吸窮迫症候群(ARDS)は、臨床的に重症の状態の患者に突然起こる呼吸不全の一種です。特に発症前後の状態を急性肺傷害と呼びます。リポポリサッカライド(LPS)を吸入させることで急性肺炎症モデルを作製します。
特発性肺線維症は肺の高度な線維化を主体とした、拘束性換気障害をきたす肺疾患です。ステロイドや免疫抑制薬に対する反応性が悪く予後不良です。当社はブレオマイシンの肺線維化作用を用いて肺線維症モデルを作製します。
全身性エリテマトーデス(SLE)は、全身の臓器に原因不明の炎症が起こる自己免疫疾患の一種であり、膠原病の1つとして分類されています。MRL/lprマウスおよびNZBWF1マウスは共にSLE様のループス腎炎を自然発症することで知られており、SLEモデルとして汎用しています。
移植片対宿主病(GVHD)はドナー(臓器提供者)の臓器の免疫反応によってレシピエント(患者)を攻撃する症状の総称です。マウスを用いた慢性GVHDモデルはループス腎炎様症状を発症します。
アデニン腎不全モデルはアデニンを負荷させることで2次的に高リン血症を発症し、重篤な腎不全を呈します。
ラットにピューロマイシンを投与することでネフローゼを惹起が可能である。
心不全、脱水、出血、腎動脈狭窄・閉塞などにより腎臓の血流が減少した状態から再灌流状態が生じると急性腎障害が生じます。
排尿障害モデルとして、過活動膀胱モデル(OAB:脳梗塞誘発)、膀胱炎モデル(塩酸、シクロフォスファミド、酢酸、過酸化水素誘発)、下部尿路障害モデル[LUTS:前立腺肥大(BPH)]、腹圧性尿失禁(SUI)および脊髄損傷モデルがあります。評価法は、膀胱内圧を測定可能なシストメトリー法と自然排尿により尿流動態を測定するウロフロメトリー法があります。当社開発の排尿機能測定システムを用いて、継時的に微量排尿の尿流動態の測定が可能です。
「抗体作製業務」、「イムノアッセイ法の開発~検体測定 (GLP対応可)」、「バイオ医薬品の特性試験、保存安定性における測定」、「臨床検体の測定」などの受託が可能です。
身性エリテマトーデス(SLE)は、全身の臓器に原因不明の炎症が起こる自己免疫疾患の一種であり、膠原病の1つとして分類されています。MRL/lprマウスおよびNZBWF1マウスは共にSLE様のループス腎炎を自然発症することで知られており、SLEモデルとして汎用しています。
尋常性乾癬は、慢性の皮膚角化疾患であり、典型的な症状として赤い発疹とその上に白色の鱗屑(皮膚上皮の角質細胞が剥がれ落ちたもの)を伴う発疹が認められます。症状が目に見える形で現れるため、QOLを著しく低下させる疾患です。
マウスを用いて抗ウイルス剤であるイミキモド誘発尋常性乾癬モデルの作製し、被験物質の薬効評価が可能です。
移植片対宿主病(GVHD)はドナー(臓器提供者)の臓器の免疫反応によってレシピエント(患者)を攻撃する症状の総称です。マウスを用いた各種GVHD(急性、慢性)を有しています。
血小板凝集作用は血液凝固のために重要な機能ですが、血栓などを発生させることで脳疾患や心疾患など重篤な状態を誘発させる場合があります。血小板凝集試験は血小板凝固薬などの評価に汎用しています。
カラゲニン誘発モデルは浮腫による痛みを対象としたモデルです。疼痛または抗炎症薬のスクリーニングや評価に汎用しています。
アジュバント誘発モデルは全身性の炎症による痛みを対象としたモデルです。疼痛または抗炎症薬のスクリーニングや評価に汎用しています。
関節リウマチ(RA)は免疫機能異常状態を基礎とする慢性炎症性疾患であり、多発する関節炎と急速に進行する関節破壊等の関節症状を主症状としています。Ⅱ型コラーゲンで免疫して関節炎を誘導する本モデルは、関節炎モデルとして汎用しています。
変形性関節症(OA: Osteoarthritis)は関節の軟骨の変性および消失を特徴とする疾患であり、骨・関節の疾患の中で最も発症頻度の高い生活習慣病の一つです。当社はモノヨード酢酸ナトリウム塩(MIA)を膝関節腔内に投与して惹起されるOAモデルを有しています。
紫外線照射により、モルモットの紅斑モデル作製し、皮膚反応スコアをパラメーターとして、被験物質の薬効評価が可能です。
アトピー性皮膚炎などで観察される掻痒はQOL(Quality of Life)を著しく低下させます。当社はコンベンショナル飼育環境を維持しており、NCマウスをコンベンショナル環境下で飼育することにより、アトピー性皮膚炎を自然発症する病態モデルを有しています。
実験的自己免疫性脳髄炎(Experimental autoimmune encephalomyelitis:EAE)は、中枢神経組織由来の蛋白質抗原やペプチドを免疫することで誘導される自己免疫モデルであり、多発性硬化症(Multiple Sclerosis:MS)と病態症状が類似していることから、MSの研究等に使用されています。当社は再発・寛解型モデル(SJLマウス)および慢性型(C57BLマウス)の2種類のモデルを有しています。
アレルギーは免疫反応に基づく重要な生体反応です。IgEを介するI型アレルギー、細胞傷害型ないしは細胞融解型のⅡ型、免疫複合体型またはArthus型と呼ばれるⅢ型、細胞性免疫であるⅣ型アレルギーがあります。我々はⅠ型のモデルとして受身皮膚アナフィラキシー(PCA)、Ⅳ型として遅延型反応(DTH)を有しており、それぞれ抗アレルギー薬のスクリーニングに使用が可能です。
掻痒はさまざまな要因で惹起される耐え難い衝動です。当社は化学物質誘発による掻痒行動モデルを有しています。化学物質で惹起された掻痒行動を、掻痒行動システムを用いて客観的に評価します。
アレルギー性結膜炎では、花粉症などの抗原によるアレルギー反応により、かゆみ、結膜の腫脹、目やになどの分泌物が生じます。当社はDNP-Ascaris、OVAおよびブタクサなどのアレルゲンを用いた抗原抗体反応によるモデルを有しています。
潰瘍性大腸炎は主に大腸粘膜に潰瘍やびらんができる非特異性炎症性疾患です。DSS誘発大腸炎モデルは潰瘍性大腸炎のモデルとして汎用しています。
消化管運動専用テレメーターおよびPowerLabシステムを使用し絶食下で、無麻酔・無拘束イヌの胃体部、胃前庭部、十二指腸および空腸の消化管運動能力の測定により、被験物質のイヌ消化管運動への影響の検討が可能です。
排便困難や便失禁等はQOLを著しく低下させます。現在、わが国の便失禁の潜在患者数はおよそ500万人になると推定されており、今後の高齢化社会によりさらに患者が増えると予測されます。現状、薬による治療法は十分ではなく、新たな治療薬の開発が望まれています。新たな治療薬の開発には、モデル動物を用いたスクリーニングが重要ですが、これまでは小動物を用いた麻酔下の実験系だけでした。
当社では、消化管運動測定システムを用いて、イヌの消化管及び内肛門括約筋測定系を立ち上げ、生体反応をより反映できる覚醒下で、被験物質の内肛門括約筋運動に及ぼす影響の検討が可能です。
本実験系は、逆流性食道炎モデルラットを用いて被験物質の食道粘膜損傷抑制作用を評価する試験法です。
チオアセトアミド(TAA)は、肝臓で代謝され、その過程により肝障害を生ずることが知られています。その障害は肝蔵の病理組織学的所見および血中生化学的変化がヒト肝線維症に類似しています。当社では、チオアセトアミド誘発肝線維化モデルを用いて、肝臓機能改善薬の開発における非臨床試験を受託が可能です。
D-ガラクトサミンは、肝臓で特異的に代謝され、その過程により肝障害を生ずることが知られています。その障害は肝蔵の病理組織学的所見および血中生化学的変化がヒトウイルス性肝炎に類似しており、四塩化炭素誘発モデルと並んで汎用しています。本試験系は、D-ガラクトサミン誘発急性肝障害モデルにおける肝保護作用を目的とした種々の被験物質の作用を検索するものです。
非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)は飲酒歴がないのにも関わらず、アルコール性脂肪性肝炎に似た慢性肝障害を生じる病態です。当社は独自に開発した肝線維化および高脂血症を伴うNASHモデルを有しています。
日焼けは、皮膚が太陽光に含まれる紫外線(UVB)に曝露されることによって数分から数時間後に紅斑が生じる“サンバーン”と、サンバーンが消失した数日後に現れるメラニン色素の沈着が生じる“サンタン”に分けられます。有色モルモットを用いて、紫外線照射による色素沈着モデルとして被験物質の評価試験を受託が可能です。
A(アセトン)、E(エーテル)を混合した溶液とW(水)をマウスの皮膚に繰り返し、曝露することで皮膚バリアを破壊し、乾燥を誘導します。水分蒸散量および皮膚乾燥による掻痒行動を評価します。
全身性強皮症は皮膚や各種臓器の線維化に加え、免疫異常や血管障害を特徴とする難病指定疾患です。当社ではブレオマイシンを皮下投与することで惹起する全身性強皮症およびGVHDモデルで生じる強皮症様モデルを有しています。
糖尿病は神経障害、腎症、白内障などの合併症を引き起こします。血糖値をコントロールすることは合併症の発症を制御する上で重要です。当社はストレプトゾトシン(STZ)で誘発される1型糖尿病、ZDF、GKラット、db/db、KK-Ayマウスなどに代表される2型糖尿病モデルの経験があり、様々な系統に対応が可能です。
肥満は摂餌エネルギーと消費エネルギーのアンバランスを特徴とするエネルギー代謝異常であり、多くの生活習慣病の原因の一つです。当社は高脂肪食負荷させる肥満モデル(食餌誘導性肥満:Diet-Induced Obesity:DIO)を有しています。
メタボリックシンドロームは内臓脂肪型肥満を共通の要因として高血糖、脂質異常、高血圧が引き起こされる状態で、それぞれが重複した場合は命にかかわる病気を招く場合もあります。食生活の改善や運動などによる予防・改善が重要ですが、治療薬の開発も盛んに行われています。呼吸代謝の測定によって得られる呼吸商やエネルギー消費量は抗肥満効果を知ることができる重要な指標です。
提供いただいた各種ヒト、マウスおよびラットがん細胞株を移植した担がん動物を作製し、抗腫瘍効果を評価します。バイオセーフティレベル(BSL)2を必要とする細胞株の使用も可能です。移植部位は皮下、腹腔内および同所(脳内、胃、膵臓、子宮、前立腺等)が可能です。免疫不全動物(ヌードマウス、ヌードラット、SCIDマウス、NOD SCIDマウスおよびNOGマウス等)の経験があります。そのほか、PDX(Patient-Derived Xenograft)およびPDC(Patient-Derived Cell)を用いた評価も可能です(PDXを用いた創薬支援)。
血行性肺転移モデル、自然肺転移モデル、経脾肝転移モデルなどの実績があります。ヒト大腸がん細胞株HT-29を用いた経脾肝転移モデルは、自然転移モデルと比較して再現性に優れています。
ウサギVX2がんは主に肝臓がんのモデルとして使用しています。投与はヒトの血管造影法に準じた固有肝動脈への動脈内投与により行います。腫瘍の大きさ、病理解析およびエコー観察による評価が可能です。
マウスおよびラットを用いて、ABR測定により聴力閾値を評価が可能です。
mdxマウス(日本クレア)を用い、筋力測定、ロータロッドテスト、血中CK、骨格筋の病理組織学的検査等の実施が可能です。
提供いただいたがん細胞株(60以上)などを用いた抗腫瘍効果を細胞生存率が50%となる濃度(IC50)等にて評価します。Cell Counting Kit-8やCellTiter-Gloなど種々の検出法(比色法、蛍光法、発光法)による評価も可能です。
初代細胞を用いて化合物の細胞傷害性を細胞逸脱酵素や細胞生存率をもとに評価します。肝実質細胞(ラット、イヌ、サル)、副腎皮質細胞(ラット、モルモット、イヌ、サル)、神経細胞(ラット)、シュワン細胞(ラット)、ライディッヒ細胞(ラット)の経験があります。
抗体に依存した細胞傷害活性を応用した抗体医薬が数多く開発されています。その活性を評価する方法として抗体依存性細胞傷害(ADCC)活性測定があります。当社ではサルまたはヒトの末梢血単核球細胞(PBMC)をエフェクター細胞として用いた経験が豊富です。
補体に依存した細胞傷害活性を応用した抗体医薬が数多く開発されています。その活性を評価する方法として補体依存性細胞傷害(CDC)活性測定があります。当社では市販のヒトおよびウサギ補体を用いた経験が豊富です。