医療機関が正確で迅速な“診断”をおこなうための第一歩となる「臨床検査」。
メディフォードの前身でもあるLSIメディエンスでは、世界水準の高度な検査技術で、
病気の予防・早期発見、治療、次世代医療を支えています。
LSIメディエンスは、世界水準の高度な検査技術を持つ日本を代表する総合臨床検査センターです。
LSIメディエンスの提供するサービスは幅広く、臨床検査分野での総合的なソリューション提供によって病気の予防・早期発見、治療に貢献しています。近年では、個別化医療などの次世代医療を支える取り組みにも力を入れています。
このほか、LSIメディエンスではその分析技術を活かし、「食」を守るための食品衛生検査や食品を扱う施設・設備の衛生調査なども実施しています。
海外では、特に新興国において医療インフラの整備が急務となるなかで、質の高い診断検査サービスが求められています。LSIメディエンスは、世界を⾒据えた製品・技術の開発と販路の拡⼤を加速させ、事業のグローバル化を積極的に推進しています。
メディフォードはこれまで、LSIメディエンスの一事業部門として創薬支援の一翼を担ってきました。メディフォードにご依頼いただいた臨床研究(治験・臨床試験)では、LSIメディエンスでの一括検査により、世界水準の検査技術による高品質の検査データを正確かつ迅速に提供します。
メディフォードは検体ごとに最適な保管環境を提供します。 臨床研究(治験・臨床試験)の実施医療機関から提出される検体はさまざまです。①メディフォード/LSIメディエンスにて検査を実施するもの以外に、②外部の測定機関へ送付する検体、③長期保管の必要な検体も含まれます。
臨床研究(治験・臨床試験)の期間中、予定の検査を終えた血清や血漿検体の保存も可能です。その後試験期間が終了すると、委託者の要望に応じて、保存していた検体(検査済み検体)の処理の手続きをとります。処理には主に3種類あり、検体の廃棄、継続保存、あるいは返却のいずれかの対応をお選びいただけます。検体を廃棄する際は、廃棄処理した記録も残します。
メディフォード/LSIメディエンス以外の測定機関に送付する検体(PK検体、PD検体 等)は、メディフォード内の専用の検体保存庫にて、安全に一時保管されます。保管場所は、検体の性質や検査の特徴、試験全体のデザインの中で、あらかじめ決めた内容にしたがいます。室温、冷蔵、凍結(-20℃)、深凍(-70℃)、超低温(-150℃)の5段階の温度帯で保管することが可能です。各保存庫は、施錠による管理はもちろんのこと、集中温度監視システムにより24時間温度管理されています。また非常時の停電対策として、検体の保管に使用するすべての保存庫は当社の自家発電装置に接続されています。検体の送付先は、国内の測定機関のほか、海外の測定機関その他委託者に指定いただくことが可能です。
検体を長期にお預かりするサービスは「バイオバンキング」と呼ばれ、お客様の目的に応じた対応が可能です。検査が開発中の場合や検査の詳細の検討にまだ時間を要する場合など、将来の有効な利用に備え、液体窒素を用いた深凍庫などを多数用意した専用の保存エリアにて、委託者の要望に応じて、大切な検体を安全に保管します。
メディフォードで保管した検体は、発送ごとに検体リストの作成、検体とリストの照合、検体収納ボックスへ梱包、輸送業者の手配および引渡しを実施し、委託者からの依頼に合わせて指定の測定機関宛てに発送します。一度に発送する検体数が300本以内であれば、検体リストを確定した日を0日として発送希望日の10営業日前までに連絡をいただければ発送は可能です。